世界にはばたくライジング打法

近頃は杉山選手の活躍でテニス界にも明るい希望の光が見えてまいりましたが、男子に至ってはなかなか世界に通用する選手が出てこない現状であります。

そこで、私の今までの経験から日本人の平均的体格でテニスの選手として世界に通用するには「ライジング打法」が不可欠であるとの信念のもと、これを多くの方々に普及していきたいと考えました。

倉光哲は年齢的にも体力的にも不利でありながら、国内外で現役時代からシニア選手権まで
若手選手に対等以上に闘えたのは、ライジング打法により先手が打てたからだと思っております。


「ライジング打法」とは、ボールのバウンドが頂点に行くまでに、相手のスピードを利用してヒットし先手を打つ打法です。
伊達公子選手もこの打法で世界のトップレベルになりました。

そこで、日本選手特に男子選手が一般的な日本人選手の体格(175cm前後)で世界に通用するにはライジングショットを打つ必要があります。
特にレシーブ及びアプローチショットにおいては相手のスピードを利用し先手を打つ戦法プラス、アプローチボレー、ドロップボレーと言った幅広いショットが要求されます。

平均的男子日本人選手の体格でライジングショットを打たない限り極端な言い方をすれば、現在の多くの若手選手のトップスピン打法では、半永久的に世界のトップ10には入れないであろうと思われます。

現在では、マスコミの発達などで世界の主流選手の下から上へこすり上げるトップスピン打法の影響力が強く、指導者を含めたジュニア選手が世界に通用する為には、外国人選手と同じ打ち方をしなければ世界に近づけないという誤った考え方になっており、 外国人選手と同等に下から上への言うなれば、"こすりあいのパワーコンテスト”になり、まず勝ち目がない訳です。


相手のスピードを利用しコンパクトなテークバックでライジングショットを打ち、隙あらばアプローチショットでネットを取り、絶えず主導権を取る戦法を幼少時より行う事が必要です。

松岡選手のように外国人選手と同等の体格の日本人選手は、外国人のようにしっかり構え、重いボールを打つ戦法で良いと思いますが、小柄な日本人男子選手の場合は、パワー・スピードを補うためにライジングショットを打っていく必要があります。

「ライジング打法」と言うものの認知度を広げて是非、世界に羽ばたく選手を育成していくことが不可欠と信じ、普及活動に力を注いでまいりたいと思っておりますのでご理解、応援の程よろしくお願いいたします。

                                                     倉光 哲


   
     
       

■倉光哲「ライジングテニス講習会」の模様はこちら 
(平成15年〜16年のものです)